株主の皆様へ

 株主の皆様におかれましては、日頃より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 当中間連結期間における経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、経済活動も回復基調となりましたが、円安・ウクライナ問題・米中関係悪化などを背景に原材料価格・電力料等の高騰などや中国経済の減速などにより先行き不透明な状態が続いております。

 このような情勢の中、当社グループは、新機種の開発や展示会への出展を通じて受注獲得に努め、国内外に拡販を図るとともに、生産効率化や原価低減などの推進に取り組んでまいりました。

 以上の結果、当中間連結期間の売上高は、11,806百万円(前年同期比8.1%増)となりました。損益につきましては、営業利益は247百万円(前年同期は営業損失349百万円)となり、経常利益は228百万円(前年同期は経常損失338百万円)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は90百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失480百万円)となりました。

 当社では、自動車業界のEV量産化に向けた設備投資の本格化が想定より遅れ、中期経営計画の達成時期が遅れる見通しとなり2026年3月までのプライム市場の上場維持基準クリアが厳しくなったものと判断し、2023年8月10日にスタンダード市場への選択申請を取締役会で決議し東京証券取引所に申請をしました。これにより2023年10月20日よりスタンダード市場に移行しております。

 今後は、新たに「新中期経営計画(2024~2028年)」“Make a New Enshu”を策定し2024年5月にこれを開示する予定です。
 全社員一丸となって全力で挑戦してまいりますので、株主の皆様におかれましては、引き続き一層のご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

2023年12月